石灰沈着性腱板炎

      2020/09/08

こんにちは。

 

名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分

 

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ

 

院長の塚本です。

 

肩の痛みシリーズです。

 

今回は、石灰沈着性腱板炎についてです。

 

肩の痛みでは、この診断名がつくことはそれほどありませんが、

 

石灰沈着性腱板炎の既往歴のある人のお話を伺うと

 

「とにかく痛い!!!」と口をそろえておっしゃいますので相当痛いのでしょう。

 

年齢や性別では、40歳代から60歳代の女性に多いです。

 

突然誘因なく,激痛が走り,腕を動かすことができなくなります。

 

眼が醒めるような夜間痛が出現します。睡眠も障害されますのでとてもつらいですね。

 

この疾患は、レントゲンで簡単に診断できますので、

 

急な激しい痛みの際は、整形外科を受診することをお勧めします。

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痛みの発生機

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棘上筋腱に沈着した石灰が肩峰下滑液包を刺激して痛みを引きおこします。

 

肩峰下滑液包には、痛みを感じる神経が豊富に存在するため激しい痛みを伴います。

 

病期は第1~4期に分類されます

 

第1期(静止期)

◎石灰沈着が腱板内に限局している状態の時期。

・肩関節運動時に石灰沈着をした腱板が圧迫を受けて疼痛を生じる程度。

無症状の場合もあります

 

第2期(隆起期)

◎腱板内に静止していた石灰沈着物が肩峰下滑液包まで隆起してくる時期。

・肩峰下滑液包全体に炎症が波及するため、耐え難い激痛を訴えます。*ピーク時:1~2週間

 

第3期(流出期)

◎腱板内から肩峰下滑液包まで隆起してきた石灰沈着物が、滑液包内へ流出する時期。

・その初期には強烈な疼痛を感じるが、やがて滑液包の貪食洗浄作用によって石灰物は吸収され、徐々に自然緩解に向かう。

 

第4期(消退期)

◎肩峰下滑液包内に流出した石灰沈着が吸収され、肩峰下滑液包が沈静化した状態。

 

治療は、第2・3期には、特に痛みが強いため炎症を速やかに鎮静化させることが重要です。

 

この時期、鍼施術をあわせて行うことで、痛みの軽減が期待できます。

 

第4期にて、関節の拘縮があれば、運動療法をメインとした施術の対象になります。

 

マッサージや鍼治療にて痛みを和らげ、運動が効率よく行われる環境を作ってから運動療法に取り組むことがが有効です。

 

 

 

当院では、肩関節の施術に力をいれています

 

適切な評価状態の説明を行うことで患者様に疾患の理解を深めていただくことが重要です。

 

マッサージや鍼灸で痛みを改善し、運動療法を実施・指導することで日常生活の改善につなげていきます。

 

 

肩関節疾患でお困りの方は、お問い合わせください。

名古屋市北区のはり・きゅう接骨院

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ

名古屋市北区憧旛町1-19

TEL 052-917-1118

予約優先制です。

プライベートな空間で施術の提供を致します。

 

 

 

引用画像:http://blog.golfdigest.co.jp/

http://ortho-senga.com/

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