外傷性肩関節脱臼
2020/09/11
こんにちは。
名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
院長の塚本です。
肩の疾患で有名なのが、肩関節脱臼。一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
脱臼がクセになっていて自分で関節にはめれてしまう方もいらっしゃるのでは?
そもそも肩関節は、人のからだの中で最も大きく動く関節です。
そのため構造的にはゆるいつくりになっているので、脱臼しやすい関節になってしまいます。
では、どんな時に肩は脱臼してしまうのでしょう?
発症メカニズムがこちらです。
例えば、手をついて転んだ時でも、手を前に着いた時は、脱臼の可能性はそれほど高くはありません。
脱臼の可能性が高くなるのは、手を後ろについて転ぶ。この時、肩は体の前方に抜けてしまいます。
肩関節脱臼の90%以上が前方脱臼です。
治療は?
治療の原則は、整復と固定になります。
まずは、X線にて骨折の合併が無いかをあわせてチェックし診断します。
下の写真で上腕骨が大きく前側にずれていることがわかります。
その後、できるだけ早期に徒手にて上腕骨の骨頭を元の位置に戻す整復処置をします。
整復後、三角巾などで3~4週程度固定をします。
やはり、整復前後のX線でのチェックは欠かせないので、整形外科の受診をお勧めします。
自己判断は危険です。骨折の可能性も否定できないので整形外科を受診してください。
この固定期間は、傷ついた組織の修復に非常に重要な期間となりますよ。
10~20代の若年層では、整復後、疼痛の消失に伴いすぐに動かしてしまう傾向にありますので注意が必要!!
固定期間が短いことで、反復性肩関節脱臼へ移行してしまう危険性が高まります。
無理は禁物!!!
逆に安静にしすぎても関節の拘縮につながります。
適切なタイミングで次のステップに進むことが大事!
また、寝るときに肩が痛むケースもありますので、
そのような時は、折りたたんだバスタオルやクッションを肩や腕の下にいれて
お腹の上に手を置くポジションをとってもらうと肩周辺の緊張がとれ楽に寝ることが出来ます。
固定後、関節の可動域の改善と再発の予防に取り組むことになります。
治療は、肩関節の安定性を高める運動療法がメインとなります。
肩周辺の筋肉に緊張がある場合は、
マッサージやはり、電気治療で緊張を和らげてから運動療法を実施するとより効果的です。
また、回旋筋腱板(ローテータカフ)のセルフエクササイズは非常に重要になりますので取り組んでいただけるとよいでしょう。
参考にしてください。
肩の痛み、五十肩なら当院へどうぞ!
名古屋市北区のはり・きゅう接骨院
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
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プライベートな空間で施術の提供を致します。
引用画像:http://www.jcoa.gr.jp/health/clinic
http://www.joa.or.jp/