訪問マッサージ症例 杖歩行が改善

      2017/09/05

訪問マッサージ症例

今回の報告は、杖の利用で歩行が改善した事例です。

転倒予防には、適切な杖の使用も重要です。

 

82歳 女性

既往歴:大腿骨頸部骨折・腰椎圧迫骨折

骨折を機に要介護状態に

寝返り・起き上がり・起立は、自立

歩行は、不安定です。

自宅内は手すりにつかまったり、壁をつたいながら歩きます。

階段昇降は、手すり利用で玄関前4~5段可能

筋力は下肢帯、下肢筋MMT4レベル

「最近、歩けなくなってきた。この先、どうなるのか不安です。」との訴え。

このように感じるようになったキッカケは、転倒です。

外に出たとき、自宅前にて落ちている物を拾おうとしてしゃがみこんだ際、バランスを崩して転倒しました。

偶然、近所の方が近くにみえたので起こしてもらい、ケガもなく大事には至らなかったそうです。

この転倒を境に

また転んだらどうしよう

「ケガをしたら家族に迷惑をかける」

「自分で立ち上がることが出来るだろうか?」など考えるようになったそうです。

その結果、外出を控えたりするようになりました。

このようなケースは、非常に多いのではないでしょうか?

 

今回の症例では、まず「自分で立ち上がることが出来るだろうか?」という不安がありましたので

まず床からの立ち上がりを訓練しました。

転んでも慌てずに対処すれば、大丈夫だと認識してもらいました。

その後に歩行訓練です。

筋力が劇的にに向上することは、考えにくいので杖に着目して指導します。

この方の場合、外出時は杖を持って出かけるのですが、

持っているだけで正しく利用できていませんでした。

ですので、正しい杖のつき方とそのメリットを指導しました。

杖を使用するメリット

・杖なしの場合の支持基底面

・杖ありの支持基底面

支持基底面とは、人や物が支えられている面積のことです。

杖なしと杖ありを比較してみると

杖ありのほうが、支持基底面が広くなりますので歩行時の安定性が増し、転倒のリスクは軽減できます。

杖の訓練・指導を行ってから、外出の不安が徐々に解消されたようです。

 

当院では、「寝たきり」や「歩行困難」で通院して治療を受ける事が困難な患者様が、

医療保険を使ってご自宅で受けられるマッサージ治療を行っております。

当院での訪問マッサージは、自立支援が目的です。

筋力訓練やバランス訓練などの運動療法を施術に組み込むことで、

日常生活の改善につなげていきます。

介護でお困りの方・ご家族様のお手伝いができればと考えております。

お気軽にお問い合わせください。

 

名古屋市北区のはり・きゅう接骨院

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ

名古屋市北区憧旛町1-19

介護をかえる!「予防」があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お問い合わせはこちら

 - 訪問マッサージ, 転倒予防