転ばぬ先の杖
2017/06/23
転ばぬ先の杖
転倒予防に重要な役割を果たす杖
訪問施術では、歩行訓練を行うことがあります。
この時、杖を上手に使えていないこともしばしば・・・
ですので、T字杖の使い方についてです。
T字杖 一般的によく使用されていて、よく見かけると思います。
どんな誤りがあるのでしょうか?
❶ 握り方
❷ 杖の高さ
❸ 杖を置く位置
❹ 歩き方
以上の4点で誤った使い方が見受けられます。
❶握り方
下の図が正しい握り方です。
❷杖の長さ
手を体の横に垂らしたとき(気をつけの姿勢)に、手首の位置に杖の柄の部分がくるようにします。
最近の杖は、長さの調節が可能なものが多いと思いますので、気になったら自身で調節もできます。
❸杖を置く位置
つま先から15~20cm前方、外方へ15~20cmの位置につきます。
遠すぎるとバランスを崩しやすく、近すぎると杖に足が当たってしまいます。
❹ 歩き方
3点歩行と2点1点歩行があります。
3点歩行
「3点歩行」は、杖 ➡杖と反対の足 ➡ 杖と同側の足 の順で歩く方法です。
足の痛みが強かったり、筋力の低下が目立つ方にはおススメです。
安全な歩き方ですが、スピードは遅くなりますので効率がいいとは言えません。
足の痛みをあまり感じないのであれば、「2点1点歩行」をおススメします。
これは、杖と反対の足を同時に出して、その後に杖と同側の足を出す順番で歩く方法です。
足の痛みがなく、筋力も保たれていて転倒予防に杖の利用をされている方には、
2点1点歩行のほうが効率よく歩けるでしょう。
「転ばぬ先の杖」
英語では、「Prevention is better than cure.」
訳しますと、「予防は治療に勝る」
これからは、予防の時代です。
身体のケアをして、健康寿命を延ばしていくことが求められています。
当院では、ロコモティブシンドロームに対して、個別の運動療法の実施・指導を積極的に行っています。
ご自身の身体のチェック、ケアをしてみてはいかがでしょうか?
当院では、「寝たきり」や「歩行困難」で通院して治療を受ける事が困難な患者様が、
医療保険を使ってご自宅で受けられるマッサージ治療を行っております。
当院での訪問マッサージは、自立支援が目的です。
筋力訓練やバランス訓練などの運動療法を施術に組み込むことで、
日常生活の改善につなげていきます。
介護でお困りの方・ご家族様のお手伝いができればと考えております。
お気軽にお問い合わせください。
名古屋市北区のはり・きゅう接骨院
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
名古屋市北区憧旛町1-19
介護をかえる!「予防」があります。
引用画像:tue-stick