交通事故に遭ってしまったら
2018/03/13
交通事故に遭ってしまったら
ある日突然、予期せぬ状況で交通事故はおこります。
車の運転中、助手席に乗っていても、自転車に乗っていても、歩いていても
どんな時でも事故に遭う可能性はあります。
万が一、交通事故に遭ってしまったら
まずは落ち着きましょう。冷静になることが大切です。
事故の状況を把握しましょう。
相手(加害者)の
氏名
住所
自宅と携帯の電話番号
自動車の登録ナンバーをしっかりと確認しましょう。
携帯やスマートフォンで事故状況を撮影しておくのもよいでしょう。
警察への届けは、必ず行ってください。
必ず警察に通報して、状況を説明して人身事故の扱いを受けましょう。
示談には応じないように注意してください。
加害者の都合を理由に示談を申し出てくる場合がありますが、
示談に応じてしまうと後々の不利益につながる恐れがあります。
病院へ行きましょう。
病院への受診し、精査していただき、診断をしてもらいましょう。
「痛みもあまりないし、たいしたことないから、大丈夫。」というような自己判断は、禁物です。
後日に痛みが出現したり、症状が増悪したりすることがあります。
保険会社への連絡も忘れずに。
通院先について
事故の後は、どこに通院すればいいのか迷ってしまうこともあると思います。
選択肢としては
- 病院
- 整形外科
- 接骨院/整骨院
が、一般的かと思います。
事故直後は、病院や整形外科にてレントゲンやMRIなどで精査を行い診断していただいたほうが、安心できるでしょう。
事故後、診断書が必要になることがあると思われますので、医師の診察・診断を受けることが必要です。
その後は、
-
「ご自宅や勤務先から遠く通院が難しい」
-
「もう少し通いたいけど、仕事の都合で診療時間に間に合わない」
-
「お薬だけで様子を見ているけど、痛みはあまり変わらないから別の治療も希望したい。」
-
「電気治療や牽引治療のみで施術・治療にたいして不安や不満がある」
-
「通いなれたところに通院したい。」
このような理由により転院をお考えの方は、ご自身のニーズに合った接骨院や整形外科を選んでいただくことがよいと思います。
転院も可能ですし、同時通院も可能です。(ただし、同じ日に2つの治療機関に通うことは出来ませんので注意が必要です。)
もし、いま通院している病院や整形外科での治療に不満がある、または、物理的に通院が難しいケースでは、転院を検討してください。
●整形外科と接骨院の同時通院をおすすめします。
理由としては、痛みの緩和には、投薬での治療は、非常に有効です。
薬の処方は医師のみに認められています。そのため、整形外科や病院への通院は必要です。
また、診断をおこなえるのは、医師のみです。
今後、交通事故の件で様々な手続きが発生する可能性がありますので、
医師の診察を定期的にうけて、しっかりとコミュニケーションをとっておく必要があります。
マッサージなどの手技療法や電気・牽引などの物理療法なら接骨院でも治療は可能です。
●最も大切なのは、患者様の痛みや苦痛の緩和です。
そのためにも患者様自身が、ご納得して治療をうけていただくことが、とても重要な要素となります。
治療内容や対応に疑問や不満がある場合は、転院または同時通院をおススメします。
●保険会社の担当者へ連絡を
転院や同時通院を希望される場合は、ご自身の保険会社の担当者に相談してください。
転院する理由(通院が難しい、治療に対しての不満など)を伝え、ご自身のニーズに合った整形外科や接骨院を選んでください。
*接骨院やはり・きゅう・マッサージを施している治療院の先生は、国家資格を取得しています。
3年間、養成機関に通い、国家試験を受けて合格した者のみが柔道整復師、マッサージ師、はり・きゅう師として働くことが出来ます。
整体やカイロ、○○矯正などは、はっきりとした資格がありません。
交通事故治療では、こういった無資格者が行う治療を受けることは、よほどの信頼関係がない限り、あまりおススメできません。
交通事故後に起こる症状
交通事故で最も多いケガは、「むち打ち症」です。
これは、後方からの追突や急停車により首が鞭のようにしなり
首の組織(関節や靭帯、筋肉)に損傷がおこり症状が出たものの総称です。
病院では、「頸椎捻挫」「頸椎損傷」などと診断名がつきます。
●むち打ち症の症状は、首の痛みが中心です。
事故直後では、何もしていなくてもズキズキした痛みが起きることもあります。
上を向いたり、下を向いたり、横を向いたりしても痛みがおこります。
頭の重さは、体重の約10%と言われています。50kgの人なら、約5kgが頭の重さになります。
損傷を負った首で頭の重さを支えなければいけませんので、首にかかる負担は相当なものになると想像できます。
これに付随して、頭痛、肩こり、背中の痛み、吐き気、めまいなどが起こります。
首は、大切な神経の通り道となっているため神経症状(シビレや痛み)を引き起こすことも考えられます。
激しい頭痛や長引く頭痛、吐き気やめまい、シビレや感覚障害の症状がある場合は、病院での精査をお薦めします。
●天気の影響
天気によって症状が悪化するかたが、よくみられます。
曇り、雨の前日、雨の日など天気の良くない日に症状の悪化を訴えるケースがよくあります。
●交通事故の衝撃は、思っているよりも大きいものです。
チョットした衝撃でも身体は大きなダメージを負っている可能性があります。
はじめは症状が軽度でも、徐々に痛みが強くなることもありますので、
事故に遭われた際は、自己判断はせず、必ず医療機関や接骨院の受診・通院をしてください。
交通事故後の治療について
●事故直後は、安静に
「何もしなくても首や腰がズキズキ痛い」
このようなときは、患部に炎症が強く出ているため、安静にするのが大切です。
2~3日は、無理はせず安静にしておくとよいでしょう。
痛みの程度によっては、氷まくらやアイスノン枕で冷やして炎症を抑えてあげるものよいでしょう。
ちなみにシップには冷却する能力は、ほとんど期待できません。
シップの効果は、鎮痛です。詳しくは、シップはどちらがいいですか?を参照してください。
入浴は、炎症を悪化させる要因になりますので、事故後、数日は出来るだけ控えたほうがよいでしょう。
●頸椎カラーや腰のコルセットなどを利用して首や腰にかかる負担を減らしてあげましょう。
頸椎カラーやコルセットは、痛みの軽減に有効です。
症状が強いときは、我慢せず使用しましょう。徐々に外している時間を長くしていくことが大切です。
頸椎カラーやコルセットは最初に受診した病院や整形外科で相談し、処方してもらうとよいと思います。
●痛み止めの薬やシップ
痛み止めの薬やシップが処方されていれば、使用しましょう。
薬には副作用がありますので、副作用の症状が出現した場合は、速やかに使用を中止し、医師に相談してください。
シップで最も注意が必要なのが、かぶれです。
シップを長時間、貼りつづけることは、おススメできません。3時間位で剥がすほうがよいでしょう。
また、シップの種類によっては、日光に直接あたるとかぶれや皮膚疾患を引き起こす恐れがありますので注意してください。
●安静時の痛みがおさまったころから、治療を開始していきます。
具体的には、
電気治療(干渉波、SSP、低周波など)
けん引治療
温熱治療(赤外線、ホットパックなど)
マッサージ
運動療法
はり・きゅう などがあります。
これらの治療法を体の状態や症状にあわせておこなっていきます。
●治療初期の段階では、あまり強い強度の治療はおススメしません。
電気の強さ、けん引する強さ、マッサージの強さなど、施術者としっかりコミュニケーションをとって行うことが大切です。
当院の交通事故施術の特徴も参照してください!
交通事故症例も参考にしてください。
治療期間
●むち打ち症の場合は、一般的には約3カ月とされていますが・・・
3か月という期間は、あくまでも目安として考えてください。
痛みの程度や症状には、個人差があります。
1~2週間で治癒するかたもみえれば、半年以上経過しても痛みが残ってしまうケースもあります。
医師や施術者と相談しながら、今後の治療期間を考えましょう。
日常生活に支障がなく、ご自身が納得できる時点で治療を終えるのが最も良いタイミングだと思います。
治療費用や慰謝料について
●交通事故の被害者の場合、治療費の負担はありません!
交通事故の治療費や慰謝料などは、例外を除いて自賠責保険から支払われることとなります。
ですので、この際、窓口で支払う金額は、0円となります。
●交通事故の加害者・自損事故の方
任意保険の利用により、加害者様・自損事故の方も治療費が、0円になる場合もあります。
ご自身が加入している任意保険の契約内容をご確認ください。
治療費や慰謝料、保険についてはこちら保険や治療費、慰謝料についてを参照してください。
早期からの治療が大切です
初めて交通事故に遭われた方は、手続きや治療内容、予後や後遺症について不安を覚えることと思います。
治療期間が長引いてしまうことでなかなか周囲に理解されず、苦しまれる方も多くおみえです。
交通事故治療は、早期から適切治療を行うことが重要です。
おひとりで悩まずに、まずは、気軽にご相談ください。
交通事故後の痛みでお悩みのかた
名古屋市北区のはり・きゅう接骨院
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージにご相談ください。
事故後のケアをトータルでサポートします。
TEL 052-917-1118
名古屋市北区憧旛町1-19
当院へのアクセス:地下鉄志賀本通駅3、4番出口より北へ徒歩3分
院の外観です