訪問マッサージ症例報告 骨折リハビリ
2018/01/12
訪問マッサージ症例報告
今回の報告は、転倒により手を骨折されたケースです。
80代の女性
介護度は、要介護2
既往歴に腰椎圧迫骨折あり
歩行は、不安定で外出時は、介助・見守りが必要です。
自宅内は手すりが多数設置してあり、歩行車も利用しています。
骨折を機に訪問介護の回数を増やしました。
骨折をしたキッカケ
自宅内での転倒です。バランスを崩し、前に転び、手をついたときに受傷しました。
このケースの骨折は、高齢者では非常によくみられます。
手首の周辺が痛く、腫れもあったため、整形外科を受診しレントゲンでチェックしたところ骨折が確認されました。
その後、ギプス固定を1か月半してリハビリ開始となりました。
訪問マッサージの依頼動機
「リハビリは最低でも週に2~3日の通院をしてください。」と整形外科では伝えられたそうですが、
歩行は不安定で一人での通院は困難、ご家族もお仕事の都合で週に1日程度の通院サポートが限度のため
通院でのリハビリが難しい状況でした。
そのため、訪問マッサージでの手首のリハビリ依頼がありました。
施術
手首の動きに制限があります。
手のひらを上に返す動作(回外動作)もやや制限があります。
ギプス固定中は、整形外科のしどうにより、指は普段通り使用していたこともあって、指の腫れ・拘縮は軽度でした。
よくあるケースは、ギプス固定中に大事にしてしまうことです。そのことにより指が拘縮してしまいます。
詳しくはこちらを 高齢者によくある骨折、きっかけは転倒です
痛みは、手首を動かした時、最終可動域であります。
握力の低下が認められます。
日常生活では、小さな物をつまむ、服のボタンをかける、ペットボトルのふたを開ける、箸を使う、包丁の使用に支障があります。
ご本人は、「簡単な調理はしていたので、料理はしたい。」との事でした。
施術目的は、手首の動きの改善と握力の回復をはかり、日常生活動作が支障のないようにすることが目標となります。
治療開始から2週間
整形外科受診、レントゲンチェックにて骨の状態、手首の可動域共に順調
箸の使用、ボタンをかける動作、小さなものをつまむことは、可能になりました。
ペットボトルのふたを開ける、包丁の使用は上手く力が入らないようです。
治療開始から1か月
ペットボトルのふたを開けることは可能になりました。
包丁の使用も柔らかいものなら問題なく切れる、硬いものも手を添えれば切れるようになりました。
日常生活動作の支障がなくできることで、訪問介護の利用も減らしていく事を検討されているようです。
今後
手の使用に関しては、日常生活上、大きな支障もなくなりましたので手の治療は終了となります。
今回のケガは、転倒がキッカケです。
そのため、転倒予防対策として訪問マッサージをご利用いただくこととなりました。
転倒→骨折→介護度が上がる、寝たきりにならないようお手伝いさせていただきます。
転倒予防対策していますか?
「自分は大丈夫」なんて思っていませんか?
年齢と共にバランス能力は低下します。
シニア世代から対策しておくとよいと思います。
当院では、転倒予防に特化、重点を置いた施術メニューを提案しています。
お身体のメンテナンスと併せて将来に備えてみてはいかがですか?
お気軽にご相談ください。
訪問マッサージ
当院では、「寝たきり」や「歩行困難」で通院して治療を受ける事が困難な患者様が、
医療保険を使ってご自宅で受けられる訪問マッサージ治療を行っております。
当院での訪問マッサージは、自立支援が目的です。
筋力訓練やバランス訓練などの運動療法を施術に組み込むことで、日常生活の改善につなげていきます。
「自分で起き上がれた。」
「自分で楽に立ち上がれた。」
「トイレに行けるようになった。」
このような声いただいております。
介護でお困りの方・ご家族様のお手伝いができればと考えております。
お気軽にお問い合わせください。
名古屋市北区のはり・きゅう接骨院
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
名古屋市北区憧旛町1-19
介護をかえる!「予防」があります。
当院へのアクセス:地下鉄志賀本通駅3、4番出口より北へ徒歩3分
院の外観です