女性と骨粗鬆症
2020/09/11
こんにちは。
名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
院長の塚本です。
骨粗しょう症とはどんな病気?
骨の密度・強度が低下して骨折しやすくなる病気を骨粗しょう症といいます。
骨がもろくなると日常生活での些細な出来事でも骨折してしまうことがあり、転倒からの骨折で介護が必要になってしまうケースもあります。
特に足の骨折では、安静を余儀なくされてしまうので注意が必要です。
骨粗しょう症は、痛みなどの自覚症状がないことが多く、見過ごしやすいため0歳を過ぎた頃から、定期的に骨密度測定を受けるなど日頃からのチェックをしておくと安心でしょう。
骨粗しょう症の特徴は?
骨粗しょう症の性別・年代別に見てみると
性別では圧倒的に女性が多く、年齢では歳を重ねるごとに増えていることがわかります。
骨密度は、女性の場合、18歳ごろピークを迎え、その後40代半ばまで大きな変化はありませんが、50歳前後から徐々に骨密度は低下していきます。
どうして骨は脆くなってしまうのでしょう?
骨密度が低下してしまう原因には、女性ホルモンの分泌量低下、カルシウムの吸収が悪くなってしまう、食生活の変化、運動量の低下などが挙げられます。
正しく骨粗しょう症を理解していただくために骨について少しお話させていただきます。
骨は、皮膚や血液と同じように新陳代謝を繰り返して、常に新しいものに入れ替わっています。
あまりイメージないですよね。
新陳代謝のサイクルを説明します。
1つは、骨吸収
ちょっと怖いですが、骨を壊す細胞が古くなった骨を壊します。骨の解体工事です。
この解体工事の際、出たカルシウムも血液に溶けだしていき吸収されます。
この働きを骨吸収と呼びます。
もう一つは、骨形成
骨吸収によって破壊された骨を再生させる働きです。いわば新築・リフォームですね。
この働きを、骨形成と呼びます。
健康な骨では、骨吸収と骨形成の2つのサイクルがバランスよく働いています。
しかし、骨粗しょう症の骨では、解体工事(骨吸収)はどんどん進むけど新築・リフォーム工事(骨形成)が追いつきません。
その結果、空き地だらけで脆い状態の骨になってしまいます。
どうして50代以降の女性に多いのか?
そこには骨の解体工事に関わるホルモン・エストロゲンが関係しています
●閉経後の女性ホルモン
骨粗しょう症は特に女性に多い病気です。80%以上が女性といわれています。
それは、女性ホルモンとの関係にあります。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨の新陳代謝の際に骨吸収(骨の解体工事)を緩やかにしてカルシウムが血中へ溶け出すのを抑えてくれています。
しかし、閉経を迎え、女性ホルモン(エストロゲン)の働きが低下すると
骨吸収(解体工事)が進んでしまい、骨形成(新築・リフォーム)とのバランスが崩れてしまい、結果として、骨密度は低下してしまうのです。
●その他骨粗しょう症のリスクを高めてしまうものとして
・過度なダイエット :特に成長期は丈夫な骨をつくるうえで大事な時期です。
・運動不足 :運動することで骨が刺激されると骨形成が活発になります。
・喫煙や過度の飲酒
・特定の病気 :リウマチ、糖尿病、甲状腺機能亢進症など
・薬の副作用 :ステロイド薬の長期服用
高齢の女性では、骨折のリスクが非常に高いです。
当院の訪問マッサージで対応している患者さんでも女性の方は既往歴に骨折が目立ちます。
特に転倒による骨折が、近年、非常に増えています。圧迫骨折、大腿骨頚部骨折、橈骨遠位端骨折、など非常に多い印象です。
骨折により、介護が必要になる方も増えてきています。
骨粗しょう症の定期的なチェックや食事の改善、適度な運動で予防に取り組むことが大切です。
同時に転倒を予防することも大切です。
当院の訪問マッサージでは転倒予防に重点をおいた施術プログラムの提案を行っています。
転倒のなぜ?どうして?に着目して、転倒予防の運動をマンツーマンで指導します。
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