膝の水
2020/05/30
こんにちは。
名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
院長の塚本です。
膝の水についてです
「膝に水が溜まる」
「膝の水を抜く」
「膝の水を抜くとクセになる」
膝に痛みを抱えている方から、この水に関してよく質問があります。
そもそも水とは、何でしょうね?
この場合、水は、関節液のことを指しています。
関節は関節包という袋に包まれていて、その内側に滑膜という膜があります。
この滑膜で関節液はつくられています。
関節液の働きは、2つ
1つ目は、潤滑機構としての役割
関節液は、粘りけのある液体で、ヒアルロン酸が含まれています。
軟骨の表面を覆い、体重がかかった時などに軟骨表面がすり減るのを防ぎます。
関節液=潤滑油です。
2つ目は、関節軟骨に栄養補給しています。
軟骨自体には、血管がありませんので栄養の供給が行えません。
そこで関節液を介して栄養を補給しています。
関節軟骨には、ヒアルロン酸は浸透しないのですが、酸素や糖なんかが拡散して栄養補給をしています。
ちなみにですが、軟膏には、血管に乏しいため、再生も難しいと考えられています。
今回は、関節液についての話題でした。
関節液の働きは、ご理解頂けましたか?
次回は、なぜ関節液が膝に溜まるのかについてです。