骨盤の関節、仙腸関節
こんにちは。
名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
院長の塚本です。
骨盤の関節、仙腸関節についてです。
実際の施術では、この場所を直接触れることは難しいのですが
この周囲をアプローチすると痛みを訴えるケースが結構多いように感じます。
仙腸関節は、骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節です。
まず、仙骨は背骨の基礎をなす土台になります。
仙腸関節は、体幹から下肢へ荷重伝達が行われる場所になります。
腸骨は、逆に床からの力を仙腸関節を介して体幹に伝達します。
仙腸関節は体重と床からの力が交差する位置にあります。
そのために仙腸関節は、非常に大きな力の負担のかかる関節とも言えます。
そのためグラグラしていては上手く力を伝えられないため関節に高い安定性が求められます。
仙腸関節の安定性を保つには、周囲の靭帯により強固に連結されることが重要です。
靭帯とは、骨と骨をつなぐバンドのようなもので、ほとんど伸び縮みしない組織です。
それが仙腸関節の前後にしっかり張り巡らされています。そうすることでかなり強固な関節をつくっています。
このことからも、かなりの安定性を必要とされていることがわかります。
ちなみに、人間の関節で最もよく動く関節は、肩関節です。
肩関節は、よく動くために、ある程度ゆるいつくりになっています。
そのため、よく脱臼しますよね。
さらに筋肉によっても仙腸関節の安定性は図られています。
具体的には、広背筋-大殿筋、ハムストリングス、腹横筋が安定性に関係します。
仙腸関節は、ほとんど動きのない半関節とされていますが
多産婦、産後の女性では、仙腸関節に多大な動きが観察されることがあります。
しつこいようですが、グラグラしてはいけないので動かないのに越したことはありません。
仙腸関節に関連する痛みの大部分は殿部に痛みを感じますが、
その他下肢、鼠径部、腰部などへの関連痛も認められています。
「腰や骨盤(仙腸関節)の痛みがある」、
「お尻や股関節の付け根(鼠径部)が痛い」
体幹や股関節の機能が低下すると力の伝達能力の低下により
仙腸関節にストレスが生じ疼痛を引き起こしている可能性があります。
骨盤の関節(仙腸関節)に機能異常があるケースでは、
腰やお尻、太もも、すね周辺の筋肉に緊張や圧痛が出現しやすいです。
これらの筋肉の緊張をリリースさせるためにマッサージや鍼、電気治療をおこなうことが効果的です。
その後、関節の安定化を図るための運動療法を実施・指導を行い症状の改善につなげていきます。
具体的には、体幹部分や殿部のトレーニングになります。
装具の利用も検討します。
骨盤ベルトを利用することで痛みの軽減が期待できます。
装着方法も簡単ですし、インターネットなどでも比較的簡単に入手できます。
金額もそれ程かかりませんので、検討してみてはいかがでしょうか?
ただし長期の利用は、あまりお勧めできませんので注意が必要です
運動を行うことで関節の安定化を図ることが理想的です。
「お尻や腰が痛い」
「出産後、腰に違和感がある。」
「脚の付け根や足全体が重くてだるい。」
このような症状がある方、骨盤の関節(仙腸関節)に機能異常があるかもしれません。
当院では、骨盤の関節(仙腸関節)の機能異常に対して適切で丁寧な治療を行っています。
ボキボキ、パキパキ、ゴリゴリなどの治療は行っておりません。
患者様が、心地よく感じるソフトなやさしい治療を心掛けています。
運動療法のアドバイスは、場所を選ばず、特別な道具も必要ない、無理なく誰でもできるものが大切だと考えております。
骨盤の痛みや腰痛でお悩みの方
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージへお越しください。
名古屋市北区憧旛町1-19
TEL 052-917-1118
予約優先制です。
周囲を気にすることなくプライベートな空間で施術の提供を致します。
引用画像: http://lowbackpain15.seesaa.net/
http://ikgroup.co.jp/