どんな方法がある?骨粗鬆症治療の実際
2021/06/08
こんにちは。
名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
院長の塚本です。
「実家の母が転んで骨を折ってしまった。実は、骨粗鬆症でした。全然気が付かなかった。」
これは、あるあるです。なかなか骨粗鬆症は、認知度が上がりません。
骨粗鬆症は、高血圧なんかと同じで非常に厄介な病気だと思います。
何が厄介か?というと、症状がほとんどないことです。痛みなんかは、感じにくいのです。
故に「骨折を契機に調べてみたら実は、骨粗鬆症でした。」なんてケースが非常におおいのではないでしょうか。
では、女性に多い骨粗鬆症、どんな治療方法があるのでしょう。
◎まずは、お薬です。
お薬にもいくつか種類があります。
★ 骨吸収(骨の解体工事)を抑える薬
破骨細胞(骨の解体工事業者)に働きかけて解体工事(骨吸収)を抑えます
・ビスフォスフォネート製剤
・女性ホルモン製剤
・カルシトニン製剤 などがあります。
★骨の形成(新築・リフォーム)を促す薬
ビタミンD3製剤、ビタミンK製剤
★その他
カルシウム製剤
服用の仕方にも違いがありますのでお医者さんと相談してご自身にあったものを選ばれるのがよいでしょう。
お薬を服用してもすぐに結果(骨密度の改善)として現れません。
そのため、骨粗鬆症自体の症状はないため長く服用を続けることが難しいようです。
しかし、骨粗鬆症を背景にした骨折により要介護になってしまう事を考えると根気強く付き合っていくことが求められます。
◎ 骨粗鬆症の予防には、運動も効果的です。
運動することでで骨に刺激が加わるとで骨をつくる細胞の働きを活発にします。
さらに運動によってバランス能力の改善や筋力アップにより、転びにくくなるため骨折の防止につながります。
まずは、始めやすいウォーキングから始め徐々に強度の高い運動を取り入れていくのがよいでしょう。
また、家事を積極的に行うことも十分な運動につながります。
◎ 食事は、バランスが大切です。
骨粗鬆症では、特にカルシウムとビタミンDを摂取することが大切です。
乳製品、小魚、大豆製品、緑黄色野菜などバランスよく取り入れてみましょう。
食事だけでの摂取は、難しいこともあると思われますのでサプリメントの活用も検討するとよいでしょう。
骨粗鬆症の治療についてご理解頂けましたか?
早期に対応していけば病状の進行をゆるやかにしてくことが可能となりますので早期診断が重要です。
転倒による骨折から介護が必要になるケースが増えています。実際に当院で対応する患者さんには骨折の既往歴がある方が多数おみえです。
当院では、転倒による骨折で歩行困難になってしまった方を対象に訪問リハビリマッサージを実施しております。
現在、痛みや下肢の筋力低下が原因で日常生活に支障をきたしている方は、一度ご相談ください。
ワカバはりきゅうマッサージ
名古屋市北区憧旛町1-19
052-917-1118