歩いているとだんだん足が痛くなる、重くなるその症状脊柱管狭窄症かもしれません
2022/03/28
こんにちは。
名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分
つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ
院長の塚本です。
歩いているとだんだん腰が痛くなったり、足が痛くなったり重く感じたりすることありませんか?
その症状は、腰部脊柱管狭窄症の症状かもしれません。
腰部脊柱管狭窄症はどんな人がなる?その原因は?
腰部脊柱管狭窄症は、高齢者には非常に多い印象の疾患です。
腰部脊柱管狭窄症は、神経を通す脊柱管が狭くなり、神経や血管を圧迫することで起こる病気です。
神経や血管の圧迫が、足の症状(痛い、だるい、重いなど)につながります。
腰部脊柱管狭窄症は、脊椎骨の老化が原因ですので、高齢者に多く見られます。
特に、若いころから腰に負担がかかる職業に携わってきた人や逆にあまり筋肉を使わずにいたために筋力が低下している人が、なりやすい傾向があります。
脊柱管が狭くなる原因には、
・椎体のずれ(すべり)や側弯
・骨がとげのように変形する骨棘の形成
・背骨にある黄色靭帯の肥厚
・椎間板の変性
などが挙げられます。
腰部脊柱管狭窄症の症状
症状は、腰痛のほかに、歩いているときに、痛みやしびれが生じる(間歇性跛行)という特徴的な症状が現れる病気です。
症状が進行すると、排尿・排便の障害が発現することがあり、注意が必要です。
*間欠性跛行とは、しばらく立っていたり歩いていると、脚に鉛が入ったようにだるく、重くなり、時には痛くなるという特徴的な症状があります。
歩くうちに症状が強くなり、足が前に出せず、動けなくなりますが、前かがみにしゃがんで少し休むと、脊柱管への圧迫は緩みますのでしばらく休むと血液の流れや神経の働きが元の状態に戻り、また歩くことができるようになるのです。
この疾患をお持ちの方でもスーパーでは、カートを押して歩くことが出来るとおっしゃる方がみえます。
理由は、カートを押す際は、前かがみの姿勢のため脊柱管の圧迫を緩めることが出来るためです。そのため連続した歩行が可能となります。
腰部脊柱管狭窄症の診断と症状が似ているため鑑別が必要な疾患があります。
腰部脊柱管狭窄症の診断には、レントゲンである程度推測することも可能ですが、MRIにてより詳しく調べる必要があります。
★ 腰椎椎間板ヘルニア
簡単な鑑別法は、前にかがむと腰椎椎間板ヘルニアの場合、痛みが増悪します。
狭窄症とは反対の動きで痛みがでますので、判断の材料にしてもよいかもしれませんが、やはりMRIでの精査が必要です。
★ 閉塞性動脈硬化症
主に足(下肢)の動脈に動脈硬化が起こり、狭くなるか詰まるかして、足を流れる血液が不足し、それによって痛みを伴う間歇性跛行が起きる血管病です。
脊柱管狭窄症と同じく間欠性跛行が見られますが、閉塞性動脈硬化症の場合は、休憩してもなかなか足の痛みやシビレは改善しません。
治療・対策
痛みが起こりにくい環境を作ることが大切です。
前かがみになることは、間欠性跛行の症状の改善につながりますので歩く時は、杖やシルバーカーの利用をおススメします。
立って作業をする際、踏み台を置いて、背中が反らないよう気を付けましょう。
シルバーカーの利用は、脚の筋力低下を招いたり背骨の変形につながることも考えられるので痛みのない範囲で運動をして筋力維持に努めることが大切です。
痛みの軽減には、マッサージや鍼灸も有効です。痛みが長く続く状態は、身体にとって大きなストレスとなりますので痛みの軽減を図ることは大切です。
症状が悪化して日常生活を送るのが難しくなってきたら手術を検討します。
最近では、体への負担も少なく行える手術の方法もありますのでお医者さんとよく相談するとよいかと思います。
腰痛でお悩みの方、つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージへお越しください。
名古屋市北区憧旛町1-19
TEL 052-917-1118
予約優先制です。
周囲を気にすることなくプライベートな空間で施術の提供を致します。
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