非特異的腰痛
2020/08/23
医師の診察(問診、レントゲンやMRIなどの画像診断など)で
腰痛の原因が特定できるものを特異的腰痛といい、
はっきりとした原因が特定出来ないものを非特異的腰痛といいます。
実は、腰痛全体の85%が非特異的腰痛といわれております。
15%の特異的腰痛には重篤な症状を引き起こす可能性があるため必ず鑑別する必要があります。
残りの85%の非特異的腰痛は、重症化することは、ほとんどないとされていますが、
残念ながら一部が慢性化する傾向にあり結果的に難治性となってしまいます。
慢性化する一因に、恐怖回避モデルが存在しています。
具体例として、ぎっくり腰などの痛みの体験や画像上の異常所見情報から
「なかなか治らない」といったネガティブな感情がもたらされます。
この悲観的な解釈が痛みを助長し、過剰な回避行動をとらせてしまいまい、
機能障害や抑うつ傾向を強めてしまいまい、さらに痛みに対する恐怖感を増幅させてしまう
悪循環を生んでしまします。
このため、初期介入時に正しい情報と対処方法を提示・指導することが大切です。
当院では、マッサージや鍼灸施術にて筋肉の緊張を緩め痛みの改善につなげます。
また、運動療法を実施・指導を行うことで腰痛の改善・予防につなげます。
腰痛でお悩みの方は、お問い合わせください。
引用画像:http://spine-clinic.jp/