五十肩・肩関節周囲炎

      2017/12/29

名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分

 

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ 院長の塚本です。

 

五十肩・肩関節周囲炎について

”腕を挙げると痛い”

”チョッと高いところのものをとろうとしたら肩に痛みが・・・”

”寝ていると肩の痛みで目が覚める”

このような症状は、五十肩のサインかもしれません。

 

五十肩の原因は?

この疾患の原因は、諸説あるのですが、いまだに原因がはっきりしません。

どんな人がなりやすい?

40代以降の方が発症しやすいです。

男女差はありません。

利き腕との関係もありません。

ただし、若いころに肩を酷使するスポーツをされた経験がある方や肩のケガをされた方は注意が必要です。

症状

主な症状は、痛みと動きの制限です。

痛みは、腕を動かしたときの痛みと夜間痛が特徴です。

腕を前に挙げたり、横へ挙げたり、後ろへ引いたり、外側に捻じったりすると痛みが出やすいです。

肩は人の体の中で最もよく動く関節ですので、動きが制限されると日常生活に支障がでます。

症状に合わせて、炎症期、拘縮期、回復期と別れます。

炎症期について

この時期は、腕を動かしたときにはもちろん痛みが出ますが、

何もしていない安静時でも痛みが出ることがあります。

安静時の痛みが非常に強く耐えがたいものなら、石灰沈着性腱板炎の可能性がありますので、

病院を受診してレントゲンで確認してください。

炎症期で大切なことは、痛みを抑えて、肩の関節が固まらないようにすることが重要です。

炎症➡痛み➡筋肉のこわばり➡痛みの増悪という悪循環を引き起こします。

ここでのケアを怠ると予後に影響が出ます。

 

拘縮期

痛いとあまり動かしたくないですよね?

関節は動かさないと、すぐに固まってしまいます。

関節が固まってしまうことを拘縮といいます。

拘縮期の痛みは、腕を動かしたときの痛みが主です。

一旦痛みが生じると、痛みを回避するため筋肉が過剰に反応したり、不良姿勢を呈するようになります。

その結果、二次的な問題が引き起こされる可能性がでてきます。

そのため、姿勢の改善や腕が正常に動くように修正してあげる必要がでてきます。

肩関節は人のカラダの中で最もよく動く関節です。

そのため、様々な要素が上手く機能することで大きな自由度を獲得しています。

痛みや拘縮が長引くとその機能は徐々に失われていきますので、しっかりとしたケアが必要になります。

拘縮期の痛みの原因は、

安静➡拘縮悪化➡運動痛増悪という悪いサイクルで起こります。

このサイクルから早期に脱却することが大切です。

関節拘縮によって

関節が固まると

☑ ズボンにベルトを通す

☑ エプロンのひもを結ぶ

☑ 後ろのポケットから財布を取り出す

☑ 下着の着脱

☑ 高いところの物をとる

☑ 洗濯物を干す       など日常生活に支障が出ます。

関節拘縮が長引くと、肩の周囲の筋力低下や萎縮が起きてしまいます。

そうなると治癒までに多くの時間と労力を必要としてしまいますので、注意が必要です。

 

夜間痛について

夜間痛は五十肩に特有の症状です。

なぜ、夜間に痛みが起きるのかいまだに原因がはっきりしません。

寝るときは、腕の下にクッションやタオルを入れて、さらにクッションを抱えるなどして対処すると

痛みの軽減につながる可能性があります。

 

五十肩の治療

固まってしまった関節を動くように改善することが治療の目的になります。

マッサージやはり治療、電気治療にて痛みの軽減を図り、関節が動きやすい状況をつくります。

その後、上腕骨-肩甲骨肩甲上腕関節)、胸郭-肩甲骨肩甲胸郭関節)の安定性を高める運動療法可動域訓練がおこなわれます。

運動療法で腕や肩甲骨が正しく、安定して動くよう導いてあげることが大切です!

運動療法の効率を上げるためには、マッサージや鍼施術が有効です

その他、日常生活指導、セルフでの筋力訓練指導をタイミングを図りながら指導していきます。

なかでも、セルフエクササイズは非常に重要になりますので、しっかり取り組むことで症状の改善を図りましょう。

 

五十肩の予後

半年から1年で自然治癒するとされていますが、やはり個人差が大きいようです。

痛みは治まりますが、肩の動きに制限が残るケースがあります。

また、肩の痛みを引き起こす疾患は、腱板損傷や腱板断裂、上腕二頭筋長頭腱炎など様々な疾患があります。

そのためにも、しっかりと鑑別することが重要になります。

 

 

 

実際の症例をご紹介

参考にしてください。

五十肩症例

50代女性 主婦

数ヶ月前から肩に違和感があり、最近、手を挙げたときに痛みがあったため、整形外科を受診。

五十肩肩関節周囲炎と診断され、しばらく様子を見ていたが、なかなか良くならないため、当院を受診。

問診

まず、お話を伺います。

いつ、どんな時、どうすると痛い、困っているか、過去のケガ(脱臼の有無)などを伺います。

この症例の方では、こんなお話が伺えました。

「洗濯物を干すとき」

「布団の上げ下ろし」

「着替え、中でも手を背中に回す動作は苦痛」

「夜、痛みで目が覚めることがしばしば」

主婦の方ですので家事でお困りの様子です。

また、熟睡が出来ず、睡眠にも影響が出ています。

その後、各検査を行います。

まずは、肩関節の動きの確認。

角度計を使い、どれくらい動くのか、どのくらい動かすと痛みが出るのか確認していきます。

次にそのほかの肩関節疾患(上腕二頭筋長頭腱炎や腱板損傷、腱板断裂など)の可能性を探ります。

症状は似ているが、違う疾患の可能性もありますので、各検査を行って、判別していきます。

スピードテスト

ヤーガソンテスト

エンプティー・フルキャンテスト

このようなテストを行い、判別していきます。

この方の場合、

腕を前や横にあげる、外側にひねる、後ろへ引く動作で痛みがあります。

そのほかのテストでは、症状は出ませんでした。

それから姿勢の確認。

猫背や円背では、腕は上手く上がりません。

これら各検査で得られた情報を総合的に判断して、五十肩として治療にあたります。

現状の説明です。

腕の骨(上腕骨)と肩甲骨で構成されている関節(肩甲上腕関節)、

肩甲骨と胸郭で構成されている関節(肩甲胸郭関節)、

円背、猫背の影響で

腕が上がりにくい状態になっていることを説明します。

模型や図を使用して説明していきます。

ここでしっかりとご理解いただくことが大切です。

その後の運動療法やご自宅でのセルフエクササイズにつながります。

けっして難しい内容ではありませんので、安心してください。

治療

痛みに対してマッサージ、鍼治療を行います。

押して痛いところ(圧痛部位)

肩の動きに制限を与えている筋肉に対して

痛みの引き金になっているポイント(トリガーポイント)などへ施術します。

※当院では、苦手な治療への強制は致しません。

ご提案はさせていただきますが、「鍼は怖い、苦手」という方は、遠慮なくお申し付けください。

動きの制限に対しては、運動療法を行います。

痛みのない範囲で関節を動かしていきます。

今後について

この症例では、週に1日、1~2カ月の通院を勧めさせていただきました。

当院では、痛みがすごく強い場合は、週に2日程度の治療をお勧めいたします。

そうでなければ、週に1日程度を1~2か月が適当だと考えています。

治療のゴール設定を

「動きの左右差が無いように」

「症状がでる前と同じように」など

治療目標を高く設定してしまうと治療期間をある程度要してしまいがちです。

当院では、治療目標を「現状でお困りの症状の改善」にすることで

治療期間を短くすることに努めています。

この症例の場合では、問診にて

着替え、布団の上げ下ろし、洗濯物を干す作業、夜間痛でお困りでしたので、

この症状の改善が治療目標となります。

※ただし、スポーツをされていている方は例外となります。

この治療計画を可能にするのが

施術と五十肩についての理解、セルフエクササイズです。

ですので、必ず現状の説明を行い、肩関節に対して理解を深めていただきます。

セルフエクササイズについては、治療終了後に毎回1つまたは2つのエクササイズ指導をさせていただきます。

症状や状態に適したものをご提案いたします。

今回の症例では、回旋筋腱板トレーニングを指導いたしました。

なぜこのトレーニングが必要かをご理解いただきましたので、

しっかりとセルフエクササイズを行ってい頂けると思います。

 

当院では、肩関節の施術専門に行っています。

適切な評価状態の説明を行うことで患者様に疾患の理解を深めていただくことが重要です。

マッサージや鍼灸で痛みを改善し、運動療法を実施・指導することで

日常生活の改善につなげていきます。

 

五十肩・肩関節疾患でお困りの方は、お問い合わせください。

 

名古屋市北区のはり・きゅう接骨院

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ

名古屋市北区憧旛町1-19

TEL 052-917-1118

予約優先制です。

周囲を気にすることなくプライベートな空間で施術の提供を致します。

 

引用画像:http://www.e-carada.jp/

 

 

 

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