腕が挙がらない!肩が痛い!五十肩・肩関節周囲炎

      2020/09/18

名古屋市北区志賀本通駅より徒歩3分

 

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ 院長の塚本です。

 

五十肩・肩関節周囲炎について

”腕を挙げると痛い”

”チョッと高いところのものをとろうとしたら肩に痛みが・・・

”寝ていると肩の痛みで目が覚める”

このような症状は、五十肩のサインかもしれません。

 

では、五十肩の原因は?

この疾患の原因は、諸説あるのですが、残念ながら原因は不明です。

 

どんな人がなりやすい?

40代以降の方が発症しやすいです。四十肩五十肩と呼ばれる所以でもあります。

・男女差はありません。

・利き腕との関係もありません。

ただし、若いころに肩を酷使するスポーツをされた経験がある方や肩のケガをされた方は注意が必要です。

 

症状は?

主な症状は、痛みと動きの制限です。

痛みは、腕を動かしたときの痛みと夜間痛が特徴です。

腕を前に挙げたり、横へ挙げたり、後ろへ引いたり、外側に捻じったりすると痛みが出やすいです。

日常生活での具体的に例を挙げますと

・高いところの物を取る

・カーテンの開け閉めの動作

・手を後ろに回す動作(ズボンの後ろのポッケトから財布を取りだす、ズボンのベルトを通す、ブラジャーをつける など)

などが挙げられます。

肩は、人の体の中で最もよく動く関節ですので、痛みで動きが制限されると日常生活に支障がでます。

 

症状が現れてからの経過で、炎症期、拘縮期、回復期と別れます。

炎症期について

この時期は、腕を動かしたときにはもちろん痛みが出ますが、何もしていない時でも痛みが出ることがあります。

安静時の痛みが非常に強く耐えがたいものなら、石灰沈着性腱板炎の可能性がありますので、病院を受診してレントゲンで確認してください。

炎症期で大切なことは、痛みを抑えて、肩の関節が固まらないようにすることです。

ここでのケアを怠ると予後に影響が出ます。

拘縮期

痛いとあまり動かしたくないですよね?

関節は動かさないと、すぐに固まってしまいます。関節が固まってしまうことを関節拘縮といいます。

拘縮期の痛みは、腕を動かしたときの痛みが主です。

一旦痛みが生じると、痛みを回避するため筋肉が過剰に反応したり、不良姿勢を呈するようになります。

その結果、二次的な問題が引き起こされる可能性がでてきます。

そのため、姿勢の改善や腕が正常に動くように修正してあげる必要がでてきます。

痛みや拘縮が長引くと機能は徐々に失われていきますので、しっかりとしたケアが必要になります。

関節拘縮によって関節が固まると

☑ ズボンにベルトを通す

☑ エプロンのひもを結ぶ

☑ 後ろのポケットから財布を取り出す

☑ 下着の着脱

☑ 高いところの物をとる

☑ 洗濯物を干す   

など日常生活に支障が出ます。

関節拘縮が長引くと、肩の周囲の筋力低下や萎縮が起きてしまいます。そのため治癒までに多くの時間と労力を必要としてしまいますので注意が必要です。

 

夜間痛について

夜間痛は五十肩に特有の症状です。

なぜ、夜間に痛みが起きるのかいまだに原因がはっきりしません。

寝るときは、腕の下にクッションやタオルを入れて、さらにクッションを抱えるなどして対処すると痛みの軽減につながる可能性があります。

 

五十肩の治療

症状の経過によって治療方法が異なります。

炎症期では、炎症を抑えて痛みがおこらないようにすることが大切です。また、関節の拘縮を予防するため痛みのない範囲で肩を動かしておくとよいでしょう。

必要以上の安静は予後に影響を与える可能性があります。

拘縮期・回復期では、固まってしまった関節を動くように改善することが治療の目的になります。

マッサージやはり治療、電気治療にて痛みの軽減を図り、肩や肩甲骨が動きやすい状況をつくります。

はり治療は、鎮痛効果が期待できます。

はり治療は、痛みを抑える機序に働きかけることで鎮痛作用が期待できます。自然治癒力の向上も期待でき、副作用もありません。

ツボへの刺激、電気通電療法や温熱療法を併用することでさらなる効果が望めます。

治療で使うツボ。一部ご紹介します。

天宗は、棘下筋にあり、肩甲骨の真ん中あたりで強めに押すと痛い場所です。肩関節の治療には常用します。

肩の動きを担う三角筋の後側にあたります。圧痛が出やすい場所です。

こちらも三角筋。腕を真横に挙げていくとポコッとへこむ場所です。

五十肩治療には、運動療法は必須です。

上腕骨-肩甲骨(肩甲上腕関節)、背中-肩甲骨(肩甲胸郭関節)の安定性を高めるリハビリ可動域訓練は重要です。

運動療法で腕や肩甲骨が正しく、安定して動くよう導いてあげることが治療のポイント。

その他、日常生活指導、セルフでの筋力訓練指導をタイミングを図りながら指導していきます。

なかでも、セルフエクササイズは非常に重要になりますので、しっかり取り組むことで症状の改善を図りましょう。

自己判断でのセルフエクササイズは、症状の悪化につながる恐れがありますので専門家に相談することが望ましいです。

参考にしてください。五十肩の治療には必須の運動です。回旋筋腱板トレーニング

 

 

五十肩の予後

半年から1年で自然治癒するとされていますが、やはり個人差が大きいようです。

痛みは治まりますが、肩の動きに制限が残るケースがあります。

動きの制限が残ると日常生活において困ってしまう事もありまうのでしっかりとしたケアが望まれます。

また、肩の痛みを引き起こす疾患は、腱板損傷や腱板断裂上腕二頭筋長頭腱炎など様々な疾患があります。

そのためにも、しっかりと鑑別することが重要になります。

 

当院では、肩関節の施術を専門に行っています。

適切な評価状態の説明を行うことで患者様に疾患の理解を深めていただくことが重要です。

マッサージや鍼灸で痛みを改善し、運動療法を実施・指導することで

日常生活の改善につなげていきます。

 

五十肩・肩関節疾患でお困りの方は、お問い合わせください。

 

名古屋市北区のはり・きゅう接骨院

つかもと接骨院/ワカバはりきゅうマッサージ

名古屋市北区憧旛町1-19

TEL 052-917-1118

予約優先制です。

周囲を気にすることなくプライベートな空間で施術の提供を致します。

 

引用画像:https://www.idononippon.com/ 医道の日本 日めくりツボカレンダー

 

 

 

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