膝折れ
2017/07/26
歩いている時に、「膝がガクッ」と折れてしまう膝折れ
このような経験ありますか?
現場では、特に高齢の方からよく耳にします。
膝折れによって転倒してしまう事もあります。
高齢者にとって、転倒からの骨折は、要介護状態へつながってしまいます。
膝折れについて、理解し対処することで転倒リスクを軽減していくことが大切です。
膝折れの原因
以下の筋力が弱くなると膝折れが起こりやすくなります。
- 大腿四頭筋
この筋は、太ももの前面を広く覆っていて、膝を伸ばすために働きますので、
この筋が上手く力を発揮できない姿勢や弱化は、膝折れを起こす原因になります。
- 大殿筋
この筋は、お尻を広く覆っています。脚を後方へ反らせる(伸展)働きがあります。
この筋がうまく働かないと股関節を伸ばすことができず、
歩行時からだが前方へ倒れてしまい,大腿四頭筋が上手く働きません。
これが膝折れにつながります。
ふくらはぎの筋肉です。
歩行時には、足首で膝から下の動きのコントロールをつかさどります。
このコントロールが上手くできないと体は前方へ倒れます。
それを防ぐため膝を曲げて対処します。
膝折れの予防には、これらの筋肉が上手く働けるようすることが大切です。
これらの筋肉を鍛えることは、ロコモティブシンドロームの対策にもなります。
これからは、予防が大切になります。
まだまだ元気な時にからだについての正しい理解を深め、備えておくことが求められます。
当院では、個別の運動指導も行っています。
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